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参加しよう! 夏のインターンシップ

山口県インターンシップ推進協議会 運営委員長
山口大学学生支援センター就職支援部 教授
平尾 元彦氏

事前に勉強したことを企業へ確かめに行くという意識が大切。

参加しよう! 夏のインターンシップ

インターンシップの目的は、体験から感じ取ること

インターンシップとは、学生が企業や官公庁等で、働くを体験すること。会社や社会の仕組みを知るとともに、働く意義を学び、自分が将来進むべき道を考える機会となります。つまり、インターンシップは体験から学ぶ教育システムなのです。
しかし、最近の流れでは、企業や学生の認識が就職活動や採用活動のためのインターンシップになってしまっています。分かりやすい表現ではありますが、「それは違うのではないか」と私は考えています。
就職活動をする前に、ちゃんと世の中のことや会社の仕組みを勉強しないと企業は選べません。その企業を選ぶ力をつけるための方法のひとつがインターンシップだと思います。
方法のひとつというのは、例えば、ホームページをみる、本を読んで勉強をする、新聞を読むなど、企業を学ぶ方法には様々なものがあります。インターンシップはそのなかのひとつなのです。
ただ、他の方法にはないインターンシップの強みがあります。それは「体験」です。これが強力で、これに勝るものはないと言っても過言ではありません。
学生のみなさんも、小学生の時に社会見学をした経験があると思います。学校近くの工場に行ったり、お父さんやお母さんの職場に行ったり。わざわざ見学に行かなくても、ホームページをみたり、先生に習ったり、今なら動画もたくさんあるので昔に比べるとずっと情報が増えています。
でも、自分の足で行って目で見ることによって「感じること」があるはず。だから、ぜひ感じ取ってきて欲しいのです。インターンシップという「体験学習」の意義はそこにあると私は思います。
インターンシップで、「感じる」ために大事なことは、企業に行って、そこで初めて勉強するのではなく、事前に自分が勉強したことを「確かめる」ために行くという意識です。この意識の持ち方ひとつでインターンシップの成果は大きく変わってきます。そこにある“リアル”を感じ取れるかどうかは、事前に勉強しておくか否かに大きく左右されます。
「あ、この会社いいな」、あるいは、「ちょっと違うな」と感じるかもしれないし、「ここのレベル高いな、なかなか自分には大変だけど、この道に進むならもっと頑張らなきゃな」と感じ取るかもしれない。インターンシップをそんな経験の機会にしてほしいなと思います。

企業を選ぶ「選社軸」は、経験によって磨かれる

もう一つ重要なのは、どのよう人たちがどのような場所で、どんな風に働いているのかを自分の目でみることです。
なかなか言語化が難しいのですが、良い悪いも含めて「この会社ってこんな感じなのか」と自分なりに感じ取ることです。そして、良いと感じた理由、ここは違うなと感じた理由をちゃんと考えて欲しいと思います。
人には、その人なりの価値観や会社を選ぶ基準がそれぞれにあります。経験を重ねると「ここが自分のポイントなんだな」と、だんだん分かってくるはずです。
ですから、私はできるだけ早い時期、つまり1年生からインターンシップに参加することを学生の皆さんには勧めています。就職活動の前に、そういう体験を複数しておいてほしいのです。
もちろん、興味がある会社すべてに行けるわけではありません。いくつかの会社のプログラムを、日程や業種、職種やエリアなどを考えながら、上手に組み合わせて参加してみることが大事です。このインターンシップガイドブックには、20社以上の地元企業の皆さんが企画した多種多様なインターンシッププログラムが掲載されています。よく読んでチャレンジして欲しいと思います。

夏インターンシップがスタートしています

山口県インターンシップ推進協議会は、毎年、夏休みと春休みに、県内事業所にインターンシップの実施を働きかけ、とりまとめています。第一次募集期間は5月1日から6月10日まで。学校のキャリアセンターを通じて申し込んでください。学校の手続きのため学内締切が少し早めに設定されるが通例です。自分の学校のスケジュールを確認してお申し込みください。
夏は、原則5日間以上の就業体験。実際の職場で業務に携わりながら働くことを学びます。ある期間、毎日通勤して働きます。社員の方と同じ時間・空間を過ごすのです。毎日顔を合わせるのだから、いろんな話もできるでしょう。仕事のやりがいや大変なことなど、質問してください。そして、この会社の仕事ってこんな感じだと、感じとってほしいのです。
協議会が紹介するインターンシップは、学年制限はありません。1年生から夏・春のインターンシップに参加して経験を積んで、最終学年での就職活動に備えていく。これができると理想的だなと思います。
インターンシップは企業の皆さんの協力なくしてはできないことなので、協議会としても、県内企業の皆様へのお願いを強化しているところです。夏・春のインターンシップが学生にも企業にも有益なものとなるように定着化させていきたいと考えています。

インターンシップ参加のメリット

⒈職業の選択と就職後の社会への適合性が養われます

実際に職業に触れてみて、その内容が自分の思い描いていたようなものであれば、進路の方向を絞り込み、それに必要な準備や努力をしていくことができますが、反対に自分の想像していたものとは大きくギャップがあった場合は、思い切って方向転換を決断することもできます。しかし、社会人としては、何事にも挑戦していく心構えも大切です。仮に、インターンシップで受け入れてくれた企業が自分の関心のある業種でなく、他の業種に就職することになった場合でも、必要な知識などが共通していれば、企業で働いたという経験自体が就職後のスムーズな適応を促進し、社会へ適合する潤滑油になってくれるはずです。

2. 学んできたことと実践によりその応用のイメージができる

学校で学ぶ知識や技術は、どちらかといえば基礎的な部分に留まることが多く、それらの実際の業務レベルへの応用について、それほど具体的に学習するわけではありません。しかし、職場体験は机上では学べないようなビジネス現場に触れることができ、自分が学んできたことの背景や意義が明確になり、より深いレベルでの理解が得られるはずです。

⒊年齢の異なった幅広いさまざまな人々と触れ合える

仕事を通して、さまざまな業務経験や社会経験、価値観を持った人たちと触れ合うことができます。同じ会社の人はもちろん、仕事の内容によっては、取引先などいろいろな立場の人と話をするチャンスがあるかもしれませんし、そのときには「コミュニケーション能力」「チャレンジ精神」等を発揮して、企業が求めている人材像に近づかなければなりません。こうした出会いは、学校で勉強をしているだけではとうてい得ることはできない貴重な体験です。また、そのような人たちとどうコミュニケーションを図っていくかという、実践的なトレーニングの場ともなります。

インターンシップ先の企業を選ぶ視点とは

2019年の夏休みに山口県で行われるインターンシップは、昨年を上回る数のプログラムが用意されます。この冊子にも、たくさんの企業のプログラムが掲載されていますし、インターンシップ推進協議会のホームページにも、多数の公的機関や民間企業のプログラムが掲載されます。 
その中で「自分は、どの会社のインターンシップに参加するのか」は限られた時間の中で悩ましい問題だと思います。
私からアドバイスを送るとすれば、それは企業を選ぶ前に「自分は何に興味があるのか」「どのように就職活動に取り組みたいのか」を明確にすることです。決して一つに決めるわけではありません。複数あってもいいし、途中で変わってもいい。明確なものがあれば、自分で考えたいくつかの方向性を体験することができます。ココだと限定するのではなく、いくつかを体験することで、判断すればいいのです。
例えば、営業の仕事に興味のある人は、自動車販売会社の営業プログラムを体験するとともに、鉄を扱う商社の営業プログラムも体験する。そうすることで同じ「営業」という仕事の違いを勉強するといいでしょう。扱っているモノによって、ビジネスの仕組みは異なります。違いを体感できるのがインターンシップの強みですので、そういう形での活用もしてもらえればいいと思います。
地域で選ぶという方法もあります。自分の働きたい場所、例えば生まれ育った場所などエリアを決めて、その地域にある仕事をいくつか経験してみようという意識でプログラムを選ぶことをお勧めします。これまで自分の知らなかったことが知ることができたり、意外な会社を見つけたりなど、新たな発見もあるでしょう。
就職したいところにインターンシップに行くという発想ではなく、複数のインターンシップ経験で視野を広げる。そして、そこから就職を考えるとよいのです。
公務員・教員を志望している学生には、あえて会社を体験するといいですよ。と、学生たちにはいつも言っています。視野を広げ、働く力を高めるのです。とりわけ学校の先生になる方は、将来、子どもたちに職場体験やインターンシップを教える人になるわけですから、学生であるうちにインターンシップを体験しておいてください。これは教師力を高めるための重要な学びです。

参加しよう! 夏のインターンシップ

社会に触れることで就職への意欲を高めよう

就職活動を終えた山口大学の学生の85%が自身の就職活動にインターンシップは影響があったと答えています。インターンシップで「スイッチが入った」「ここがきっかけだった」と振り返る学生は多いのです。学生時代に頑張ったことに、インターンシップを加えてください。よき学びがあるはずです。
多くの学生のみなさんがインターンシップに参加して、社会人との出会いを通じて自分を見つめ直し、将来の自分づくりに繋げてくれることに期待しています。

参加しよう! 夏のインターンシップ

参加しよう! 夏のインターンシップ

山口県インターンシップ推進協議会 運営委員長
山口大学学生支援センター就職支援部 教授
平尾 元彦氏

事前に勉強したことを企業へ確かめに行くという意識が大切。

参加しよう! 夏のインターンシップ

インターンシップの目的は、体験から感じ取ること

インターンシップとは、学生が企業や官公庁等で、働くを体験すること。会社や社会の仕組みを知るとともに、働く意義を学び、自分が将来進むべき道を考える機会となります。つまり、インターンシップは体験から学ぶ教育システムなのです。
しかし、最近の流れでは、企業や学生の認識が就職活動や採用活動のためのインターンシップになってしまっています。分かりやすい表現ではありますが、「それは違うのではないか」と私は考えています。
就職活動をする前に、ちゃんと世の中のことや会社の仕組みを勉強しないと企業は選べません。その企業を選ぶ力をつけるための方法のひとつがインターンシップだと思います。
方法のひとつというのは、例えば、ホームページをみる、本を読んで勉強をする、新聞を読むなど、企業を学ぶ方法には様々なものがあります。インターンシップはそのなかのひとつなのです。
ただ、他の方法にはないインターンシップの強みがあります。それは「体験」です。これが強力で、これに勝るものはないと言っても過言ではありません。
学生のみなさんも、小学生の時に社会見学をした経験があると思います。学校近くの工場に行ったり、お父さんやお母さんの職場に行ったり。わざわざ見学に行かなくても、ホームページをみたり、先生に習ったり、今なら動画もたくさんあるので昔に比べるとずっと情報が増えています。
でも、自分の足で行って目で見ることによって「感じること」があるはず。だから、ぜひ感じ取ってきて欲しいのです。インターンシップという「体験学習」の意義はそこにあると私は思います。
インターンシップで、「感じる」ために大事なことは、企業に行って、そこで初めて勉強するのではなく、事前に自分が勉強したことを「確かめる」ために行くという意識です。この意識の持ち方ひとつでインターンシップの成果は大きく変わってきます。そこにある“リアル”を感じ取れるかどうかは、事前に勉強しておくか否かに大きく左右されます。
「あ、この会社いいな」、あるいは、「ちょっと違うな」と感じるかもしれないし、「ここのレベル高いな、なかなか自分には大変だけど、この道に進むならもっと頑張らなきゃな」と感じ取るかもしれない。インターンシップをそんな経験の機会にしてほしいなと思います。

企業を選ぶ「選社軸」は、経験によって磨かれる

もう一つ重要なのは、どのよう人たちがどのような場所で、どんな風に働いているのかを自分の目でみることです。
なかなか言語化が難しいのですが、良い悪いも含めて「この会社ってこんな感じなのか」と自分なりに感じ取ることです。そして、良いと感じた理由、ここは違うなと感じた理由をちゃんと考えて欲しいと思います。
人には、その人なりの価値観や会社を選ぶ基準がそれぞれにあります。経験を重ねると「ここが自分のポイントなんだな」と、だんだん分かってくるはずです。
ですから、私はできるだけ早い時期、つまり1年生からインターンシップに参加することを学生の皆さんには勧めています。就職活動の前に、そういう体験を複数しておいてほしいのです。
もちろん、興味がある会社すべてに行けるわけではありません。いくつかの会社のプログラムを、日程や業種、職種やエリアなどを考えながら、上手に組み合わせて参加してみることが大事です。このインターンシップガイドブックには、20社以上の地元企業の皆さんが企画した多種多様なインターンシッププログラムが掲載されています。よく読んでチャレンジして欲しいと思います。

夏インターンシップがスタートしています

山口県インターンシップ推進協議会は、毎年、夏休みと春休みに、県内事業所にインターンシップの実施を働きかけ、とりまとめています。第一次募集期間は5月1日から6月10日まで。学校のキャリアセンターを通じて申し込んでください。学校の手続きのため学内締切が少し早めに設定されるが通例です。自分の学校のスケジュールを確認してお申し込みください。
夏は、原則5日間以上の就業体験。実際の職場で業務に携わりながら働くことを学びます。ある期間、毎日通勤して働きます。社員の方と同じ時間・空間を過ごすのです。毎日顔を合わせるのだから、いろんな話もできるでしょう。仕事のやりがいや大変なことなど、質問してください。そして、この会社の仕事ってこんな感じだと、感じとってほしいのです。
協議会が紹介するインターンシップは、学年制限はありません。1年生から夏・春のインターンシップに参加して経験を積んで、最終学年での就職活動に備えていく。これができると理想的だなと思います。
インターンシップは企業の皆さんの協力なくしてはできないことなので、協議会としても、県内企業の皆様へのお願いを強化しているところです。夏・春のインターンシップが学生にも企業にも有益なものとなるように定着化させていきたいと考えています。

インターンシップ参加のメリット

⒈職業の選択と就職後の社会への適合性が養われます

実際に職業に触れてみて、その内容が自分の思い描いていたようなものであれば、進路の方向を絞り込み、それに必要な準備や努力をしていくことができますが、反対に自分の想像していたものとは大きくギャップがあった場合は、思い切って方向転換を決断することもできます。しかし、社会人としては、何事にも挑戦していく心構えも大切です。仮に、インターンシップで受け入れてくれた企業が自分の関心のある業種でなく、他の業種に就職することになった場合でも、必要な知識などが共通していれば、企業で働いたという経験自体が就職後のスムーズな適応を促進し、社会へ適合する潤滑油になってくれるはずです。

2. 学んできたことと実践によりその応用のイメージができる

学校で学ぶ知識や技術は、どちらかといえば基礎的な部分に留まることが多く、それらの実際の業務レベルへの応用について、それほど具体的に学習するわけではありません。しかし、職場体験は机上では学べないようなビジネス現場に触れることができ、自分が学んできたことの背景や意義が明確になり、より深いレベルでの理解が得られるはずです。

⒊年齢の異なった幅広いさまざまな人々と触れ合える

仕事を通して、さまざまな業務経験や社会経験、価値観を持った人たちと触れ合うことができます。同じ会社の人はもちろん、仕事の内容によっては、取引先などいろいろな立場の人と話をするチャンスがあるかもしれませんし、そのときには「コミュニケーション能力」「チャレンジ精神」等を発揮して、企業が求めている人材像に近づかなければなりません。こうした出会いは、学校で勉強をしているだけではとうてい得ることはできない貴重な体験です。また、そのような人たちとどうコミュニケーションを図っていくかという、実践的なトレーニングの場ともなります。

インターンシップ先の企業を選ぶ視点とは

2019年の夏休みに山口県で行われるインターンシップは、昨年を上回る数のプログラムが用意されます。この冊子にも、たくさんの企業のプログラムが掲載されていますし、インターンシップ推進協議会のホームページにも、多数の公的機関や民間企業のプログラムが掲載されます。 
その中で「自分は、どの会社のインターンシップに参加するのか」は限られた時間の中で悩ましい問題だと思います。
私からアドバイスを送るとすれば、それは企業を選ぶ前に「自分は何に興味があるのか」「どのように就職活動に取り組みたいのか」を明確にすることです。決して一つに決めるわけではありません。複数あってもいいし、途中で変わってもいい。明確なものがあれば、自分で考えたいくつかの方向性を体験することができます。ココだと限定するのではなく、いくつかを体験することで、判断すればいいのです。
例えば、営業の仕事に興味のある人は、自動車販売会社の営業プログラムを体験するとともに、鉄を扱う商社の営業プログラムも体験する。そうすることで同じ「営業」という仕事の違いを勉強するといいでしょう。扱っているモノによって、ビジネスの仕組みは異なります。違いを体感できるのがインターンシップの強みですので、そういう形での活用もしてもらえればいいと思います。
地域で選ぶという方法もあります。自分の働きたい場所、例えば生まれ育った場所などエリアを決めて、その地域にある仕事をいくつか経験してみようという意識でプログラムを選ぶことをお勧めします。これまで自分の知らなかったことが知ることができたり、意外な会社を見つけたりなど、新たな発見もあるでしょう。
就職したいところにインターンシップに行くという発想ではなく、複数のインターンシップ経験で視野を広げる。そして、そこから就職を考えるとよいのです。
公務員・教員を志望している学生には、あえて会社を体験するといいですよ。と、学生たちにはいつも言っています。視野を広げ、働く力を高めるのです。とりわけ学校の先生になる方は、将来、子どもたちに職場体験やインターンシップを教える人になるわけですから、学生であるうちにインターンシップを体験しておいてください。これは教師力を高めるための重要な学びです。

参加しよう! 夏のインターンシップ

社会に触れることで就職への意欲を高めよう

就職活動を終えた山口大学の学生の85%が自身の就職活動にインターンシップは影響があったと答えています。インターンシップで「スイッチが入った」「ここがきっかけだった」と振り返る学生は多いのです。学生時代に頑張ったことに、インターンシップを加えてください。よき学びがあるはずです。
多くの学生のみなさんがインターンシップに参加して、社会人との出会いを通じて自分を見つめ直し、将来の自分づくりに繋げてくれることに期待しています。

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